栗の木通信

三澤祐一さん作品展

2010年08月05日

[小布施のまちなみ]

一年に亘って開催してきた三澤祐一さんの作品展。

秋、風、陰.jpg

先日、最終(第6回目)の絵の掛け替えが終了致しました。


三澤さんは、二十八歳を前にして病気で亡くなられた若い日本画家です。
これまで各地で開かれた作品展は、人々、特に若い人達に感動を与え、大きな話題となりました。


今回の作品展は、10月4日をもって終了致しますが、もっと多くの方に、三澤さんの生き方に触れていただきたいと思っています。


彼は、子どもの頃から数多くの作文・詩・散文を残しています。


「生まれる前から心臓病とわかっていたのに…あの時もし母が『生みません。』と言っていたらと思うと、こわくて、こわくて。今のような楽しい日々や、大切な人たちにめぐりあえなかったのだから…。とにかく三沢祐一という一人の人物が実在するのだから、うれしい…。


―昭和四十二年十月十一日 午後二時 ぼくの生まれた時―
生い立ちの記より六年三組 三沢祐一」


芸大日本画家博士課程に在籍し、一分一秒惜しまず「十㎝四方の面白さを生み出す為に」「一m四方を」駆けずりまわり、既成の価値観に剣を持って進み出したところでした。


「必ず出来るんだ!まだ間に合う。絶対に間に合う。今度は本格的に十分に意識して、その感覚の世界にとりくむんだ。絶対にできる!必ずうまくいく!僕にはそれができる力がある。同じ場所から見つめるだけ、偶然の変化を待つだけの生活をやめよう。
自分自身を含めた周囲の『全て』に対して
勇敢で 真摯な心を。
理知的で タフな心を。             ―散文帳より」


 彼は、最後まで「筆」を持ち続けながら終止符を打ちました。

多くの若者に、生きる方向を忘れかけている世代に、
ぜひ画家三澤祐一に会いに来ていただきたい。


  ある青春の軌跡
  『三澤祐一作品展』

  ○会期/開催中~平成22年10月4日(月)
  ○会場/桜井甘精堂 本店内<小さな栗の木ホール>
  ○開館/8:30~18:00(※火曜は17:00まで)
  ○休館/なし
  ○電話/026-247-1088
  ○入場無料

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