栗の木通信

栗の木エッセー作品13

2008年12月25日

[栗の木エッセー賞]

本年春に創業二百年を記念して募集しました「栗の木エッセー賞」のご応募総数830編のうち、計13作品を連載でご紹介いたします。
独自に持つ「お菓子」への思いがたくさん詰まっています。
どうぞご覧下さい。


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栗菓子のある暮らし
                  長野県 小林昌高 様

 
 栗は弥生時代の面影を伝えて呉れる。
近年の発掘より証明され古代より生活の中に溶け込み今日あることに長い歴史を感じます。中でも現在の栗落雁は、味覚と香りを携え、暮らしの中に溶け込んで呉れます。
 私はお菓子の買い物は栗落雁に決めています。賞味期間も長く、突然の来客にも対応でき、高級感と「持て成し」の意が伝わるなかで笑顔と会話に「華が咲き」想い出に残る感佩(かんぱい)を幾多に体験した。
 最近は栗羊羹も賞味期間が長いので、神社仏閣で御供としても利用されている現実に栗の有難みを感じます。
 又、祝い事には栗中華は一層の高級感を味わせて呉れます。それは其のはずです。至福を願い、熟練された職人より手作りされるのですから珍品とも言えるでしょう。
 そして、弥生時代より生活のなかに溶け込み、武士の間では勝ち栗としても愛用され、たぶん鎌倉時代から、北信地区の千曲川添に位置する、小布施地区を流れる松川添の酸性土壌と気候風土に守られ度重なる品種改良で現在に至っていると推察されます。
 到来当事は自然栽培されて居たでしょうが、近年では僅か乍にも、害虫防除せざるを得ない中、肥培管理に気配りし、安全安心を基本に栽培されている栗のみ厳選して仕入、そして栗は外皮の棘(とげ)に守られ、其の中に栗実、その皮の中は渋皮に守られ、三重の外皮に守られる栗実を脱皮され、初めて顔を出すのです。その生栗で即、衛生管理の整った中で、熟練の調理師により製品にされるので、「安全安心食」と言えるでしょう。
 此れからも末永く生活の必需として愛用していきます。

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